コーヒーの健康効果・アップデート 1Muscle.com

コーヒーの近況

コーヒーに関するブログ記事を書いてから2年ほど経過したので今回はアップデートとして新しい情報を紹介してみたい。

コーヒーの人気は凄まじい。

20億杯が世界中で毎日消費されているというのだから想像を絶する。[1]

食生活が理想的でない多くのアメリカ人にとって、毎日のコーヒーが最大のポリフェノール供給源になっている場合も多いことだろう。

コーヒーの「健康効果」をサポートするようなデータは毎日のように積み重なってゆく。

ところが面白いことに、コーヒーに対する偏見も尽きない。

読者の皆さんに気をつけて欲しいと思う点は、医療(病気を治すこと)と、栄養、「健康」、ライフスタイルなどの取り組みは少し違うということである。

例えば、世界がん研究基金(WCRF)が行った調査で、36%もの医療専門家が、コーヒーを飲むとがんのリスクが高まると考えていることが明らかになった、という記載がある。[2]

ある程度親しくしている先生でも「コーヒーの害」に関する記事を私のところに流してくる場合があるので状況は理解している。

但しコーヒーに関するニュースを広く追っていると、バイアス無しに、圧倒的に健康を助けるような報告が多い。


コーヒーの広範な病気予防効果

2021年のメタ解析では、カフェイン入りコーヒー摂取は

心血管疾患(CVD)の発症/死亡
2型糖尿病(T2D)
肝細胞がん(HCC)
子宮内膜がん
メラノーマ
非メラノーマ皮膚がん

といった上記全てのリスク低減に関連していると示された。[3]

最近ニュースとなり話題を呼んだ研究でも、無糖および加糖コーヒーの適度な摂取は、死亡リスクの低下と関連していた。[4]

少しくらい砂糖を入れても大丈夫なのだ。

情報社会で雑多なニュースが飛び交う中、特定の病気のリスクが上がったり下がったりすると、考えが右往左往しがちだ。

そういう場合は「全死因による死亡リスク」への影響を確認すると良いように思う。

 



脂質代謝への影響

酸化ストレスの指標となる物質の一つにオキシステロールがある。

オキシステロールは、健常者において、炎症性遊離脂肪酸と関連すると考えられている。

炎症性の高い脂肪酸は放置するとよくないのでマクロファージが取り込む。

すると泡のようになるので、この状態の細胞は泡沫細胞と呼ばれる。

泡沫細胞は血管の壁に沈着して動脈硬化を促進するとされており注意したいモノだ。

コーヒーに含まれるフェノール酸類は泡沫細胞の「質」を改善すると考えられている。

臨床試験で、適度なコーヒー摂取が、泡沫細胞中のオキシステロールと遊離脂肪酸のレベルを低下させたのだ。[5]


糖代謝能力への影響

コーヒーが糖代謝能力に及ぼす影響はどうだろうか?

「アジア人におけるコーヒー摂取と2型糖尿病リスク」を考察したメタ疫学的研究がある。[6]

この研究は、概ね、アジア人男女において、コーヒーの摂取が2型糖尿病の発生を予防する効果があると結論している。

効果の程は「コーヒーを1日1杯飲むことで2型糖尿病の発症リスクが8%下がる」としている。

また2021年のメタ解析では、コーヒー摂取が2型糖尿病リスクと逆相関するという強い疫学的エビデンスが示された、と記されている。[8]

この研究では2型糖尿病リスクの低減に何が関連しているのかを探っている。

結果、アディポネクチンやレプチンはコーヒーの効果を潜在的に媒介する可能性が確認されたが、IL-6(炎症性のある蛋白質)は除外された。


なるほど、コーヒーは高脂血症や炎症性を改善する可能性があるのだから、2型糖尿病のリスクを下げることにも繋がってくるだろう。

 


脳の機能に与える影響

コーヒーと脳の健康の関連で興味深いのは「コーヒーにミルク」というアングルだろう。

脂質の摂り過ぎには注意だが、コーヒーに少し乳脂肪を足すと良い結果をもたらすかも知れない。

コーヒーポリフェノール(CPP、クロロゲン酸)と乳脂肪球膜(MFGM)を摂取させたマウスは、生存率が上昇し、長期記憶の保持に役立つことがわかったのだ。[7]

コーヒーにミルクを加えると味だけでなく機能も改善される可能性がある。

これはなかなか面白い事実だ。

ヒトにおける認知機能はどうだろうか。

地中海沿岸のメタボ症候群の高齢者を対象としたコホート研究がある。

ここでは、コーヒーや食事からのカフェイン摂取は、様々な神経心理学的検査によって測定される認知機能の向上と関連していた、と記されている。[9]

カフェインの効果とコーヒーの効果の違いも興味深いところだ。

2020年の「米国国民健康栄養調査」(NHANES)をベースにした研究ではカフェインが無いと認知機能は上がらない可能性が示唆された。[10]

コーヒー、カフェイン入りコーヒー、コーヒー由来のカフェインが認知パフォーマンスと関連し、カフェインレスコーヒーは認知パフォーマンスと関連しない、と結論されている。


脳の疾患リスクへの影響はどうだろうか?

2021年の研究では、認知機能障害、パーキンソン病、アルツハイマー病などの発症リスクは、中程度から高程度のコーヒー摂取によって減少するとしている。[11]

コーヒーの摂取がアルツハイマー病の予防因子であるという裏付けを示す研究もある。

ある研究では、コーヒーの摂取量が増加すると、脳内のAβアミロイドの蓄積が遅くなり、Aβアミロイドを介した酸化ストレスや炎症プロセスによる神経毒性が減弱されることが確認されたのだ。[12]

また、コーヒーチェリー抽出物(WCCE)のようなポリフェノールを豊富に含むサプリメントにも注目が集まっている。

WCCEを使用した実験では、投与後にBDNF(脳由来神経栄養因子)の増加、グルタミン酸/ガンマアミノ酪酸(GABA)比の増加が観察された。

これは反応時間の短縮と注意力の持続を生理学的にサポートする証左であるかも知れない。[13]

こういった生理学的、神経学的変化は別の角度からも確認されている。

磁気共鳴画像の分析研究では、コーヒーやカフェインの摂取量が多いほど、安静時の脳機能連関に影響を与え、感情、覚醒、行動への準備に影響を与えることが判明した。[14]

少し興味深いのはイタリアで多飲されている「モカコーヒー」の効力はどうか?というものだ。

それに関し、イタリアで軽度の血管性認知障害と晩発性うつ病の患者300人を対象とした研究が行われた。

結果、毎日のモカコーヒーの適度な摂取は、認知力の高さや気分の良好さと関連する、と結論されている。[15]

 



心血管疾患リスクへの影響

先述した研究において、心疾患とコーヒー飲用のリスクの関係は直線的では無く、3~4杯/日(約120 mL/杯)あたりで最大のリスク減少が認められている。[3]

別の論文でも、集団ベースの研究では、心血管効果に関して、3杯/日が生存率の向上と関連するとしている。[16]

糖尿病患者における心疾患リスクはどうだろうか?

イランの研究では、コーヒー摂取量の増加は、2型糖尿病の高齢患者における空腹時血糖値、HDL-コレステロール、拡張期血圧など、いくつかの心臓血管疾患の危険因子の状態の改善と関連していると示された。[17]

2021年の2型糖尿病患者を対象にしたメタ解析によると、4カップ/日の消費量で各疾患による死亡リスク(HR)が、コーヒーを飲まない人に比べ大幅に低くなっているようだ。[18]

全死因による死亡リスクは 0.79 (95%CI: 0.72, 0.87;n = 10 研究数)
CVD死亡率では0.60(95%CI:0.46、0.79;n = 4)
冠動脈心疾患(CHD)死亡率では0.68(95%CI: 0.51, 0.91; n = 3)


不整脈がある人はコーヒーを飲んでも大丈夫なのだろうか?と考えた人も多いことだろう。

米国心臓病学会の意見は説得力がある。

学会は、コーヒーの常飲は、心血管疾患の有病者に安全であり、不整脈のリスクを増加させないと明言している。

不整脈の既往のある患者においても、コーヒー摂取で生存率の向上が観察されたのだ。

従って、心血管疾患持ちで不整脈のある人もコーヒーは控えるべきでないと指導している。[19]



がんリスクへの影響

コーヒーとがんリスクに関する研究も山程ある。

疫学研究および介入研究に基づいて考察した論説では、コーヒー摂取は、肝臓がん、子宮内膜がん、皮膚がんのリスク減に関連しているとしている。[20]

また2021年の総説では過去十年間の文献をレビュー。

コーヒー摂取と乳がん、口腔がん、咽頭がん、メラノーマ、子宮内膜がん、肝細胞がん、前立腺がん、大腸がん、肝臓がん、脳腫瘍などのリスクとの間に一貫して逆の関係がある、と主張した。[21]

肝細胞がんに関しては因果関係の可能性を探る(メンデルランダム化)研究がある。

この研究では、飲酒は肝細胞がんのリスクを増加させるが、コーヒー、茶、牛乳、ヨーグルトの摂取はそのリスクを減らす傾向に関連していたと報告している。[22]


細菌叢への影響

2018年のメタ解析で2型糖尿病のリスク低下とコーヒー飲用の関連があると結論付けられているが、その仕組として腸内細菌叢の改善が考察されている。[23]

ラット実験でも、コーヒーは腸内細菌叢や炎症マーカーの改善を通じ、睡眠不足によってもたらされるうつ病様行動に対して比較的大きな効果を挙げる、と報告された。

この実験ではカフェィンがあるかないかの影響はなかったようだ。[24]

また、コーヒー成分は高脂肪食で肥満させたラットの肥満改善を助けることが確認されており、そのメカニズムの一つとして腸内細菌叢に与える好影響が示唆されている。[25]



インスタント・コーヒーは効果があるのだろうか?

2022年に『コーヒーの種類と2型糖尿病:大規模交差表現型関連研究およびメンデルランダム化分析」という研究が発表された。

カフェインの無いコーヒーとインスタントコーヒーは、2型糖尿病リスクの*上昇*と有意に関連し、一方、挽いたコーヒーは、リスクの低下と関連することが明らかになった、とある。[26]

つまりデカフェやインスタント・コーヒーは2型糖尿病のリスクを上げるとの見解。

また女性の場合、インスタント・コーヒーの摂取がHbA1cの増加(糖尿病の要因)に関連するとする研究もある。[27]

そう、注意したいのはインスタント・コーヒーやカフェインの無いコーヒーだと、ここに挙げた最近の研究では、手放しで受け入れられない見解となっている。


まとめ

ざっと見てきたように、コーヒーは「スーパーフード」の称号を冠するべき飲み物である。

また、コーヒーに関して読めば読むほど、ポリフェノールの威力に感服せずにはいられない。

コーヒーやベリー類、野菜、果物をたっぷりと取り入れ、日々の健康保持に役立てて行こう。

堀江 俊之

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(出典)

1.    https://www.zippia.com/advice/coffee-industry-statistics/

2.    Bøhn, Siv Kjølsrud, Rune Blomhoff, and Ingvild Paur. "Coffee and cancer risk, epidemiological evidence, and molecular mechanisms." Molecular nutrition & food research 58, no. 5 (2014): 915-930.

3.    Di Maso, Matteo, Paolo Boffetta, Eva Negri, Carlo La Vecchia, and Francesca Bravi. "Caffeinated Coffee Consumption and Health Outcomes in the US Population: A Dose–Response Meta-Analysis and Estimation of Disease Cases and Deaths Avoided." Advances in Nutrition 12, no. 4 (2021): 1160-1176.

4.    Liu, Dan, Zhi-Hao Li, Dong Shen, Pei-Dong Zhang, Wei-Qi Song, Wen-Ting Zhang, Qing-Mei Huang, Pei-Liang Chen, Xi-Ru Zhang, and Chen Mao. "Association of Sugar-Sweetened, Artificially Sweetened, and Unsweetened Coffee Consumption With All-Cause and Cause-Specific Mortality: A Large Prospective Cohort Study." Annals of Internal Medicine (2022).

5.    Lara-Guzmán, O.J., Álvarez, R. and Muñoz-Durango, K., 2021. Changes in the plasma lipidome of healthy subjects after coffee consumption reveal potential cardiovascular benefits: A randomized controlled trial. Free Radical Biology and Medicine, 176, pp.345-355.

6.    Bae, Jong-Myon. "Coffee consumption and risk of type 2 diabetes mellitus in Asians: A meta-epidemiological study of population-based cohort studies." World Journal of Diabetes 12, no. 6 (2021): 908.

7.    Unno, Keiko, Kyoko Taguchi, Tadashi Hase, Shinichi Meguro, and Yoriyuki Nakamura. "Coffee Polyphenol, Chlorogenic Acid, Suppresses Brain Aging and Its Effects Are Enhanced by Milk Fat Globule Membrane Components." International Journal of Molecular Sciences 23, no. 10 (2022): 5832.

8.    Osama, Hasnaa, Mona A. Abdelrahman, Yasmin M. Madney, Hadeer S. Harb, Haitham Saeed, and Mohamed EA Abdelrahim. "Coffee and type 2 diabetes risk: Is the association mediated by adiponectin, leptin, c‐reactive protein or Interleukin‐6? A systematic review and meta‐analysis." International Journal of Clinical Practice 75, no. 6 (2021): e13983.

9.    Paz-Graniel, Indira, Nancy Babio, Nerea Becerra-Tomás, Estefania Toledo, Lucia Camacho-Barcia, Dolores Corella, Olga Castañer-Niño et al. "Association between coffee consumption and total dietary caffeine intake with cognitive functioning: Cross-sectional assessment in an elderly Mediterranean population." European Journal of Nutrition 60, no. 5 (2021): 2381-2396.

10.    Dong, Xue, Shiru Li, Jing Sun, Yan Li, and Dongfeng Zhang. "Association of Coffee, Decaffeinated Coffee and Caffeine Intake from Coffee with Cognitive Performance in Older Adults: National Health and Nutrition Examination Survey (NHANES) 2011–2014." Nutrients 12, no. 3 (2020): 840.

11.    Carneiro, Sofia M., M. Beatriz PP Oliveira, and Rita C. Alves. "Neuroprotective properties of coffee: An update." Trends in Food Science & Technology 113 (2021): 167-179.

12.    Gardener, Samantha L., Stephanie R. Rainey-Smith, Victor L. Villemagne, Jurgen Fripp, and Vincent Doré. "Higher coffee consumption is associated with slower cognitive decline and less cerebral Aβ-amyloid accumulation over 126 decline and less cerebral A-amyloid accumulation over 126 months: Data from the Australian imaging, biomarkers, and lifestyle study."

13.    Robinson, Jennifer L., Julio A. Yanes, Meredith A. Reid, Jerry E. Murphy, Jessica N. Busler, Petey W. Mumford, Kaelin C. Young et al. "Neurophysiological effects of whole coffee cherry extract in older adults with subjective cognitive impairment: A randomized, double-blind, placebo-controlled, cross-over pilot study." Antioxidants 10, no. 2 (2021): 144.

14.    Magalhães, Ricardo, Maria Picó-Pérez, Madalena Esteves, Rita Vieira, Teresa C. Castanho, Liliana Amorim, Mafalda Sousa et al. "Habitual coffee drinkers display a distinct pattern of brain functional connectivity." Molecular psychiatry (2021): 1-10.

15.    Fisicaro, Francesco, Giuseppe Lanza, Manuela Pennisi, Carla Vagli, Mariagiovanna Cantone, Giovanni Pennisi, Raffaele Ferri, and Rita Bella. "Moderate mocha coffee consumption is associated with higher cognitive and mood status in a non-demented elderly population with subcortical ischemic vascular disease." Nutrients 13, no. 2 (2021): 536.

16.    Chieng, David, and Peter M. Kistler. "Coffee and tea on cardiovascular disease (CVD) prevention." Trends in cardiovascular medicine (2021).

17.    Ghavami, Hossein Sayed, Mehran Khoshtinat, Sepehr Sadeghi-Farah, Arman Bayati Kalimani, Suzie Ferrie, and Hossein Faraji. "The relationship of coffee consumption and CVD risk factors in elderly patients with T2DM." BMC Cardiovascular Disorders 21, no. 1 (2021): 1-7.

18.    Shahinfar, Hossein, Ahmad Jayedi, Tauseef A. Khan, and Sakineh Shab-Bidar. "Coffee consumption and cardiovascular diseases and mortality in patients with type 2 diabetes: A systematic review and dose–response meta-analysis of cohort studies." Nutrition, Metabolism and Cardiovascular Diseases 31, no. 9 (2021): 2526-2538.

19.    Kistler, Peter M., David Chieng, Rodrigo Canovas, David M. Kaye, Joseph B. Morton, Geoffrey Lee, Liang-han Ling et al. "Regular coffee intake is associated with improved mortality in prevalent cardiovascular disease." Journal of the American College of Cardiology 79, no. 9_Supplement (2022): 1490-1490.

20.    Hayakawa, Sumio, Tomokazu Ohishi, Noriyuki Miyoshi, Yumiko Oishi, Yoriyuki Nakamura, and Mamoru Isemura. "Anti-cancer effects of green tea epigallocatchin-3-gallate and coffee chlorogenic acid." Molecules 25, no. 19 (2020): 4553.

21.    Nigra, Ayelén D., Anderson J. Teodoro, and Germán A. Gil. "A decade of research on coffee as an anticarcinogenic beverage." Oxidative Medicine and Cellular Longevity 2021 (2021).

22.    Deng, Yunyang, Junjie Huang, and Martin CS Wong. "Associations between six dietary habits and risk of hepatocellular carcinoma: A Mendelian randomization study." Hepatology Communications (2022).

23.    Carlström, Mattias, and Susanna C. Larsson. "Coffee consumption and reduced risk of developing type 2 diabetes: a systematic review with meta-analysis." Nutrition reviews 76, no. 6 (2018): 395-417.

24.    Gu, Xinyi, Shuyi Zhang, Weini Ma, Qixue Wang, Ying Li, Chenyi Xia, Ying Xu, Ting Zhang, Li Yang, and Mingmei Zhou. "The Impact of Instant Coffee and Decaffeinated Coffee on the Gut Microbiota and Depression-Like Behaviors of Sleep-Deprived Rats." Frontiers in microbiology 13 (2022).

25.    Cavalcanti, Marilia Hermes, João Paulo Santos Roseira, Eliana dos Santos Leandro, and Sandra Fernandes Arruda. "Effect of a freeze-dried coffee solution in a high-fat diet-induced obesity model in rats: Impact on inflammatory response, lipid profile, and gut microbiota." PloS one 17, no. 1 (2022): e0262270.

26.    Wang, Xinpei, Jinzhu Jia, and Tao Huang. "Coffee Types and Type 2 Diabetes Mellitus: Large-Scale Cross-Phenotype Association Study and Mendelian Randomization Analysis." Frontiers in Endocrinology 13 (2022): 818831.

27.    Yao, Wenqin, Jia Luo, Xue Dong, Zhaoying Li, and Dongfeng Zhang. "Exploration of association of the different types of coffee and caffeine intake with glucose metabolism markers among adults." Journal of Functional Foods 85 (2021): 104615.


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